脂肪燃焼サプリメント

脂肪を燃焼させるためのサプリメント

 読んで字のごとくです。脂肪燃焼サプリメントとは、脂肪燃焼を効率良く行うサプリメントのことです。代表的なものとしては、Lーカルニチン、共役リノール酸、α-リポ酸、カプサイシン、コエンザイムQ10などです。  年を重ねるほど、痩せにくい体質になると言われています。原因は、褐色脂肪細胞の働きの衰え。アドレナリンや成長ホルモンの分泌が低下することから、脂肪が燃焼されにくい体になるのです。上記のような、脂肪を燃焼させるサプリメントは、この褐色脂肪細胞を活性化させる働きを持ちます。大きく分類すると、2つのタイプの脂肪燃焼サプリメントがあります。
 1つは、脂肪を遊離脂肪酸に換える能力が強く、脂肪を燃焼させる能力が強いタイプのサプリメントです。もう1つは、遊離脂肪酸を脂肪燃焼装置であるミトコンドリアまで移動させる能力が高いタイプのサプリメントです。2つのタイプの脂肪燃焼サプリメントを組み合わることで、効率良く脂肪燃焼ができます。脂肪燃焼サプリメントには、それぞれの効果に特徴があります。具体的に、どのようなものがあるか見てみましょう。Lーカルニチンは、肩甲骨や首、脇の下などにある褐色脂肪細胞を活性化してリパーゼという酵素を造るのに役だつと同時に、効率よく遊離脂肪酸をミトコンドリアに運んでくれます。共役リノール酸は、肉や乳製品などにごく少量含まれ、脂肪の蓄積を抑え筋肉を落とさずに、エネルギーとして効率よく燃焼させる働きがあります。次にα-リポ酸です。野菜や肉に微量に含まれる成分で、糖分からエネルギーを作るのに必要な補酵素です。よって糖分の代謝を促進し、太りにくく脂肪が燃えやすい体作りに役立ちます。その他、カプサイシン、コエンザイムQ10、ピルビン酸など様々な成分の特徴を勉強してみると面白いです。




痩せるサプリメント

 無理の無い運動と、規則正しい食事がダイエットの肝です。習慣がしみこむことで、自分の体の基礎代謝が自然に高まります。そうやって、太りにくい体質に変えていくのです。でも、こうした正当な方法は、痩せるまでに時間がかかるもの。ついつい「痩せる」サプリメントに頼ってしまいます。痩せるサプリメントは手軽ですが、一種の薬です。上手く利用しないと効果がありませんし、成分によっては、副作用も考えられます。何でも構わず飲めばいいというものではないのです。
 痩せるサプリメントのみに効果を求めないほうが良いですね。サプリメントは補助食品です。過剰な摂取や期待は、間違っています。あくまでも、補助という位置付け忘れないこと。ダイエットを総合的にとらえて、健康的、効果的に痩せることが良いでしょう。
 さて、サプリメント選びのポイントです。選ぶ際には、添加物に注意しましょう。必要最小限が絶対条件です。

 カルシウムのサプリメント:カルシウム剤の吸収率は約50%、吸収率の高いカルシウムを選びましょう。原材料に卵殻が入っているとアレルギーの原因にもなるので避けましょう。
 ビタミンEのサプリメント:ビタミンEの1日の所要量は10mgα-TEで、許容上限摂取量は600mgα-TEです。「d‐αトコフェロール」と書かれていれば天然ビタミンEの事です。
 カテキン ビタミンCはカテキンの抗酸化作用を高める効果があり、1日に緑茶10杯分が必要です。カテキンは鉄分と一緒に摂ると吸収されにくいのです。鉄、カルシウムを含むサプリメントを飲み、カテキンのサプリはそれから30分以上あけて摂りましょう。
 やせるサプリメントの種類には、脂肪燃焼系(脂肪燃焼を促進、補助するサプリ)、吸収抑制系(糖質、脂質が小腸に吸収されるのを抑え、体内に入るカロリーを低下させまる)、腸内洗浄系(便秘がちな方に有効なサプリ)があります。脂肪燃焼系、吸収抑制系のサプリメントを組み合わせることで、効果的に痩せることが可能になります。
主なものマテ
 「マテ」は南米原産のモチノキ科の常緑植物で、ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、飲むサラダとも言われている。余分な脂肪を分解したり食欲を抑えたりするマテインと呼ばれる特有成分が含まれています。「キトサン」は、カニの殻から抽出精製したものです。免疫力の調整、細胞活性化、コレステロール吸収抑制と整腸消化促進、便秘改善作用などをします。 「ギムネマ」は、正式名称をギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvestre)といい、インド原産の薬草です。味覚の甘味をカットする性質があり、更にギムネマと一緒に食事をすると糖分の吸収を抑制し、脂肪酸の吸収を抑制する働きがあります。「ファビノール」は、摂取すると炭水化物が糖質に変わる過程を阻害し体内に吸収されることなく排出されます。また、糖質がグルコースになるのをブロックし体外に排出します。

育毛サプリメント

 加齢で気になるひとつに、脱毛があります。昔「髪は長い友達」というCMがありました。末永く付き合っていきたいものです。「育毛」にはさまざまな薬やサプリメントが開発されていますね。育毛サプリメントと育毛剤はいったい何が違うのでしょうか。
 育毛剤は、頭皮の外側から育毛を促進させようとする目的で用いられるものです。対して、食物として体に取り入れることで、育毛を体の内側から促進しようという考えが「育毛サプリメント」です。頭皮と畑の例を用いて、その違いを説明しますね。  畑に作物を育てるには土壌が必要です。土壌とは「頭部の皮膚」です。畑には、水と肥しが必要ですね。頭皮では、循環する体液や栄養分が、「水と肥し」の役割を果たしています。土壌が肥えていないと、活力の弱くひょろひょろした成長不良の作物しか育ちません。頭皮の土壌がよくないと、抜けやすい毛髪しか育たない。かろうじて頭皮にしがみついているだけの、ひょろひょろの作物しか生まれないのです。栄養価が足りないので根が細い。ちょっとした風で飛ばされてしまいます。頭部の毛髪でお悩みの皆さんの大半の方は、これに気付いているのでしょうか。畑の表層に素晴らしい肥料を振りまいても、雨が降らなくては浸透はしません。実際の頭は畑と違うので、雨が降れば流れていってしまいます。頭皮に、高価で有効な発毛剤を振り掛けても、毛髪を育成させるのは、表層部ではありません。どんな栄養を頭皮表層に撒いてあげても、あまり意味がないのです。たいして染み込まないうちに、発汗や洗髪で流される。堂々巡りということです。
 育毛サプリメントは、どうでしょうか。サプリメントですから、食物として体内へ取り込んみます。体の中から、血液の循環で常時頭皮や毛髪に対して栄養を送り続けるわけで、洗髪や発汗で流出することはありません。また、頭皮の環境を考えると頭皮本来の清潔で自然な環境に保ってあげることが大切なのは言うまでもありません。
 発毛に必要な要素は次の5つ

 ◆脱毛要素の5αリダクターゼを抑える
 ◆頭皮の血液の循環を良くする
 ◆発毛に必要な栄養素を十分摂取する
 ◆頭皮は清潔で健康な状態を保つ
 ◆頭皮を柔らかくしておく(洗髪時等のマッサージ)

 5αリダクターゼ抑制以外は自分でできることです。育毛剤で効果が上がらない方、育毛サプリメントを食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。